【剣盾S15】草 バ ド レ ッ ク ス ス タ ン【最終92位レート1909】
※3/8基本戦術・選出、個体解説(バドレックス・ポリゴン2)に詳細を追記しました。
【ご挨拶】
TNおこたん(おこぜ (@okozepoke) | Twitter)です。
今回はシーズン15、シリーズ5ルールということで禁止伝説1匹使用可能というルールでした。
S15において最終92位レート1909という成績を残せましたので記念に構築記事を書きます。
勝率は51-28の64.5%でした。
【構築経緯】
シーズン中盤頃にとつげきチョッキ白バドレックスに当たった際異次元の耐久力に驚き興味を持ちました。私自身今まで自分のプレミと向き合うことをあまりせず、サイクル構築を使うのを避けてきましたが、全国ダブル以降一発屋ギミックや脳筋で勝つことに限界を感じており腰を据えてプレイングと向き合うことを決め、とつげきチョッキ白バドレックスを煮詰めることにしました。
ダイマックスしたバドレックスはとつげきチョッキを持つことにより、例えばカイオーガの雨下強化ダイストリーム(潮吹きベース)を確定3発(33.3%~39.3%)に抑える程の異次元の耐久を獲得することができます。加えて対カイオーガにしっかり役割を持てるタネ爆弾を採用し構築名を「草バドレックススタン」としました。馬にはちゃんと乗っていますすいません。実質合計種族値745です。バドレックスからダイソウゲンが飛んでくることはまず読まれません(トルネオーガには隣のトルネロスに初手ダイアイスを打つ場面の方が多いですが)。
取り巻きは特別珍しいポケモンがいる訳でもなく、上4匹でサイクルするパターンと安心安全のレジエレキウーラオスで戦う2パターンがメインの戦術です。命の珠も弱点保険持ちもいない渋い並びに仕上がっており、プレイングで勝負する構築になっております。
プレミするととても目立つので、逆に負けた時にどこが悪かったか冷静に分析できる点が心地よかったです。使っていて熱くならないのでストレスが少ない。これはポケモン対戦においてとても大事なことと学びました。
プレイングがまだまだ甘いので上手くなればもっと上を目指せると思います。
【基本戦術・基本選出】
①
先発+
後発+oror
圧倒的基本選出。対応範囲が広く猫トリルや捨てゼリフ怪電波で相手にデバフを撒きながら盤面を作っていく。
とりあえずトレースで特性をコピーして、ガオガエンで猫だまし・捨てゼリフが出来る初手を並べて、相手の初手を見てからこちらの動きを考えることができ出し負けしにくい初手。困ったらここからスタートする。
カプ・レヒレの枠は終盤の詰めに使うことも多く、刺さっているポケモンを選出し基本的にはスイーパーを担当する。
トリックルーム中にバドレックスで荒らし、トリックルームが切れた後に速いポケモンで〆るといったイメージ。バドレックス、ポリゴン2、ガオガエン、カプ・レヒレは高耐久のため一方的に試合に負けるという展開は少なかった。カプ・レヒレもレジエレキもダイマックスすると強いポケモンであるため柔軟な選択肢がとれる。
②
先発+
後発+oror
"カイオーガは白バドのおやつ"選出。主にトルネロスカイオーガやニョロトノキングドラ、フシギバナポリゴン2、フシギバナコータス、フシギバナグラードンなど天候パーティ相手に強い選出。ポリゴン2でトリックルームや怪電波でサポートしながらチョッキを盾に初手からバドレックスをダイマックスさせてダイアイスで天候をとっていく。隣のポリゴン2はガオガエンと交代を繰り返し、威嚇蓄積やトレースガチャをすることも多い。
③
先発+
後発+or
レジエレキ+ウーラオスで高圧的な展開をとりつつ、トリックルーム展開にスイッチしてバドレックスで暴れる。トリルしなくてもバドレックスの耐久は信用可能。上述した選出と違い、かなり速い試合展開となる。
イエッサン黒バドレックスなどで初手ポリゴン2のワンパンを狙う相手には滅法強い。エレキネット+暗黒強打。バドレックスポリゴン2ガオガエンと並んでいればまずはトリックルーム展開を警戒されるが、トリックルームしなくても対面性能の高いポケモンが揃っているのがこの構築の強み。
並びから先発レジエレキダイマックスが読みづらいため、初手からダイマックスしてeazywin出来る試合もかなり多かった。ダイマックスは基本的にバドレックスに切るが、次点は圧倒的にレジエレキであった。 苦手な傾向にある黄昏ネクロズマやソルガレオ、ザシアンにもごり押しの利くレジエレキは強かった。
【個体解説】
種族値オバケ。頭おかしい。Sは最遅ではなく個体値31の4振り。ミラーではトリックルームを貼らない展開が多く、4振りで上を取られることはなかった。
威嚇をよく貰うが、威嚇一回入ってようやく並みの火力になる。倒せそうな相手を倒していくと白の嘶きが発動してAが上がっていくので威嚇では止まらなくなる。ブリザードランスを打つと想像の1.5倍くらいダメージが入って驚く。
上述した突撃チョッキでの耐久は異次元で、カイオーガを始めとする特殊アタッカーに対面でも殴り勝つことが出来る。セキタンザンにも正面からキョダイフンセキを受けて返しのダイアースでワンパンできる。
天候パ相手にはダイアイスで天候を奪うことで耐久を更にあげることが可能となる。
以下少しダメージ計算(バドレックスはダイマックスを想定)
・ カイオーガの雨下強化アイテムダイストリーム(潮吹きベース)が33.3%~39.3% 同条件潮吹き(ダブルダメージ)が24.8~29.7%
・コータスの木炭晴れ噴火(ダブルダメージ)が36.7~43.4%
・弱点保険発動したセキタンザンのキョダイフンセキが49.2~58.4%
・特化ディアルガのダイスチルが35.2~42%
と脅威の耐久を実現出来ている。
ポリゴン2@しんかのきせき
特性:トレース 性格:なまいき
努力値:244-0-124-0-140-0
実数値:191-×-126-×-146-58(最遅)
上振れ製造機だが攻撃技はイカサマしかないので過信はできない。トレースは威嚇、いたずらごころ、再生力、ヒーリングシフト、かげふみ、精神力など強力な特性をトレースできれば幸せになれる。たまに葉緑素とかサンパワーを貰って下振れる。
禁止伝説環境でトリックルームを貼ることは容易ではないが、ポリゴン2に超火力を押し付けられている間にバドレックスが無傷で行動できるといった場面も多い。
何も考えずHDベースの個体を流用して使っていたが黄昏ネクロズマやソルガレオ、メタグロスなどにイカサマを当てることも大事な仕事のため、対ザシアンも考慮してHBベースの方が使いやすいかもしれない。
@食べ残し
特性:ミストメイカー 性格:控え目
技構成:ムーンフォース 濁流 瞑想 守る
努力値:244-0-0-196-0-68
実数値: 176-×-135-154-150-114
食べ残しならH実数値177の方が回復効率がよい。
ミストメイカーはモロバレルや、終盤急増したミミッキュ+バドレックスのミラー戦において、ミミッキュの鬼火からこちらのバドレックスを守るためにも重宝した。
ガオガエンやザシアンに確実に水技を当てるために熱湯を採用していたこともあったが、モロバレルのこの指とまれがかなりストレスになり割り切って濁流にした。命中ダウンは宇宙。火力と耐久がちょうどよく非常に使いやすかった。
ヒートロトムがめちゃくちゃ重いため貴重な打点となる。速いロトムは許してください。
ガオガエン@オボンの実
特性:いかく 性格:慎重
技構成:フレアドライブ DDラリアット 捨てゼリフ 猫だまし
努力値:252-4-92-0-148-12
実数値:202-136-122-×-141-82
サイクルの要。どこにでもいるガオガエン。全人類が使っている。
スチルを積んだメタグロスやソルガレオへの打点としてBupを無視できるDDラリアットを採用。メタグロス・ソルガレオは弱点保険を発動させてポリゴン2のイカサマと併せて削る動きも出来た。
環境が進むに連れSラインが上がっていくポケモン。
レジエレキ@磁石
特性:トランジスタ 性格:臆病
技構成:10万ボルト ボルトチェンジ エレキネット 守る
努力値:0-0-0-252-4-252
実数値:155-×-70-152-71-277
最速CS。火力高過ぎて笑う。全人類使っている。
S+1ボルトロスやミラーを意識して個人的には最速一択。ダイマックスしたレジエレキは期待の1.4倍くらい強い。
襷は攻撃を耐えてもらっても困る展開もそれなりにあり好みだと思う。トリックルーム構築はレジエレキを一枚刺しておくだけで対応範囲がかなり広がる。
ウーラオス(いちげきのかた)@気合の襷
特性:ふかしのこぶし 性格:陽気
技構成:暗黒強打 インファイト 不意打ち 守る
努力値:0-252-4-0-0-252
実数値:175-150-121-×-80-163
安心・安全のレジウーラの一角。安定感しかない。技構成は暗黒強打と守るだけでもいい。
【苦手な相手】
ザシアン関連はかなり集中力を要しますが勝てない訳ではないが苦手寄りです。お互いの立ち回り次第といった印象です。壁ザシアン+ヒートロトムはこちら側の打点が足りなさ過ぎて泣いていました。あとはエンテイがいると萎えます。
【おわりに】
気付けばチビッ子のいるサラリーマンなので月末朝まで潜るぜ!とかはなかなか出来ないですが、やれる範囲で結果を残せるよう頑張ります。
ダブルバトルを始めてちょうど一年になりました。いつか30位以内に残ってみたいです。
草バドちゃんかわいいね。