【剣盾S32】安心安全ザシオーガ【最終28位レート1915】
【ご挨拶】
はじめまして、おこぜ(@okozepoke)と申します。剣盾からダブルバトルを楽しんでいます。
VGC2022は初めてVGCに本気で挑んだ年でしたが予選で結果は振るわず本戦出場はなりませんでした。
VGC2022に未練しか残っていないため亡霊として来年の予選に向けて今から修行すると決めてランクマッチに挑んでいます。
今回S31において最終28位、レート1915という結果を残せましたので、記念と備忘録と趣味のために構築記事を残します。
構築記事といっても、並びは長らくスタンダードなものであり、素晴らしい試合を色々な場面で目にすることができるため、ここでは自分が意識した配分や技、立ち回りなど特筆できる事項を中心にまとめていきます。
念願のリバティノート様にもリザルトを残すことができました。
【ダブル】シーズン32最終順位トップ30まとめ│リバティノート
pokepaste: https://pokepast.es/43951f767143a913
【構築経緯】
VGC2022において、度々構築のスタンダードに組み込まれるガオガエン+オーロンゲによる、猫・捨て台詞・壁・トリック・電磁波による相手のダイマックス等リソースの受け流し性能がとても好きで、そこに名実共に最強であるザシアン+カイオーガを組み合わせると強いに決まっているため、今回使用することにしました。
ガエンロンゲ+ザシオーガの安定感を評価して「安心安全ザシオーガ」と記事タイトルをつけました。
ガオガエン+オーロンゲは、先述したように自身の耐久バフや相手の火力デバフが得意なポケモンであり、その長所を最大限活かせるようにアタッカー陣も耐久に厚いステータス配分を意識しました。そういった背景もあり、耐久や攻撃範囲を活かしたいと考えボルトロスではなくサンダーを採用しています。
また、オーロンゲの型については先日ワールドカップにてじーんさんが使用していた猫オーロンゲ+カイオーガの型を使ってみたくて採用しました。
当然のように強かったです。
以下、常体。
【個体解説】
ザシアン@朽ちた剣
性格:意地っ張り
特性:不撓の剣
努力値:252 HP / 252 Atk / 4 Def
実数値:199-244-136-×-135-168
-巨獣斬
-電光石火
-守る
できるだけ多くのダメージを与え、できるだけ多くのダメージを耐えるためのステータス。特化インファイトは威嚇を貰ってもガオガエンを一撃で倒せることもある程の火力が出るため相手のプランを崩しやすい。
素早さを犠牲にしているが、猫だましや捨て台詞、壁、グラススライダーやサンダーのダイジェットサポート、また自身の電光石火の採用により素早さ無振りでもかなり誤魔化しが効いている。
A特化電光石火の威力は侮れず、無振りレジエレキであれば50-60%のHPを削ることができる。
そしてこの構築におけるザシアンの大きな役割の一つは、敵の負けん気ボルトロスを相手取ることである。例えば耐久無振りボルトロスに対し、巨獣斬+命の珠ダメージ+電光石火で確定で倒せるラインがあることは重要なダメージ計算知識となる。
ザシアンの素早さ実数値は168であり、これは最速100族+1となるが、このラインはカミツルギとも競合しやすく素早さに4振りする価値は十分にある。
性格:控えめ
特性:あめふらし
努力値:124 HP / 124 Def / 236 SpA / 4 SpD / 20 Spe
実数値:191-×-126-220-161-113
-潮吹き
-根源の波動
-冷凍ビーム
-雷
防御方面にもステータスを割くことで、ザシアンの特化じゃれつくも77.4~91.6%のダメージに抑えることができる。
オーロンゲとあわせて初手に選出し、猫だましや壁サポートを受けながらできる限り潮吹きを多く打てる展開を目指す。
なんでも耐えるチョッキオーガは本当に頼りになるポケモンであった。このルールでの最強ポケモンの一角であることを存分に体感できた。
サンダー@命の珠
性格:控えめ
特性:静電気
努力値:252 HP / 44 Def / 196 SpA / 12 SpD / 4 Spe
実数値:197-×-111-187-112-121
-10万ボルト
-暴風
-熱風
-守る
高耐久・高火力のスーパーエース。間違いなくMVP。ダイマックスしてもしなくてバリューが落ちないところがボルトロスとの最大の差別点。
元々この並びのサンダーは防塵ゴーグルやゴツゴツメットを持って怪電波羽休めをする型が原型(いわゆるcrystalオーガ)であり、そういった前提の下で突然飛んでくる珠ダイバーンがとても環境に刺さっていた。数々のザシアンやカミツルギを燃やすことができた。
ダイジェットでS操作はできるものの、自身の素早さは実数値121しかないため注意が必要。ザシアンやカイオーガの素早さサポートとしては十分な役割を果たした。
ゴリランダー@奇跡の種
性格:意地っ張り
特性:グラスメイカー
努力値:220 HP / 252 Atk / 12 Def / 20 SpD / 4 Spe
実数値:203-194-112-×-93-106
-グラススライダー
-10万馬力
-猫だまし
-守る
普通のどこにでもいるゴリランダー。カイオーガやグラードン、トリトドンが役割対象。黒バドレックスやレジエレキににも大きな打点が期待できる。
ガオガエン@風船
性格;腕白
特性:威嚇
努力値:252 HP / 4 Atk / 156 Def / 12 SpD / 84 Spe
実数値:202-136-143-×-112-91
普通のどこにでもいるガオガエン。型は色々なものを試していた。
持ち物はシュカの実、防塵ゴーグル、風船など自由枠。ダイアースを風船でかわせれば大きなアドバンテージとなるがシュカの実の方が汎用的か。(白馬バドレックス戦で風船は特に強い)
悪技枠も挑発を含めて色々な考え方があるが、今回はサイクル戦を強く意識して、相手ガオガエンの捨て台詞を咎められるS振りじごくづき型を採用した。また相手のザシアンやボルトロスの攻撃を受けないといけない場面も多いため防御に厚くしている。(防御特化も使用感がよかった)
オーロンゲ@気合の襷
性格:慎重
特性:いたずらごころ
努力値:252 HP / 4 Atk / 236 SpD / 12 Spe
実数値:202-141-85-×-137-82
ザシアン、ソルガレオなどの鋼技を一発耐える気合いの襷と、オーロンゲ+カイオーガミラーでダメージレースに負けないための特防振り。
猫だましの奇襲と、不意打ちは黒馬バドレックスやレジエレキへのメタ。オーロンゲ+カイオーガのミラー戦においても不意打ちの火力は馬鹿にできない。
流用個体のため素早さにステータスを割いていることに記事を書いていて気付いた。
【選出例】
vsミラーなど
オーロンゲ+カイオーガ @2
基本選出。
猫だましと壁サポートで潮吹きを通して、裏のダイマックスで詰めていくことが基本プラン。
初手にダイマックスレジエレキが出てくるような相手には壁+ダイマックスカイオーガでレジエレキをカウンターする必要がある(特殊なら壁がなくても耐える)が、基本的には後手の動きになるためストレスが大きい。
vs
サンダー+ゴリランダー 裏 ザシアン+ガオガエン
ゴリランダーでカイオーガに睨みを利かせつつ、カミツルギやザシアンにサンダーのダイバーンを通す。
vs
ザシアン+カイオーガ 裏 サンダー+ゴリランダー
リザードンを巨獣斬+潮吹き等でゴリ押しして倒すことを目指す。リザードンを倒せたらゴリランダーとダイマサンダーで詰めていく。
vs や系統
ザシアン+サンダー 裏 カイオーガ+ガオガエンorゴリランダー
ザシアンの項目で述べたボルトロスへのダメージ計算が肝となる。ボルトロスはおおよそダイジェットを選択することになるため、その隙をついてサンダーをガオガエンに引き、巨獣斬を一発ボルトロスへ当てる。命の珠なら電光石火で縛れる(足りなければ猫だましも重ねる)ため負けん気発動もそこまで気にならない。ただ択勝負ではある。
【おわりに】
初めて最終30位以内に残ることができ、一つ目標を達成することができました。
PJCS予選敗退したときに、今年の自分のVGCは終わりかと腐りそうになりましたが、このまま終わって来年を迎えても何も変わらないことに気付きました。
また9世代GSルールが来た時に8世代GSルールでの経験が必ず活きると考え至り、腐らずにできることをやっていこうと決心しました。
また対戦やTwitterなどでお会いした際はよろしくお願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。